スズキタカヒロさんは地元である総社市に深く根ざしたアーティストです
一筆書きのような大胆で力強い線と、しっかりと塗り籠められた鮮やかな色彩が特徴。対象をどこかユーモラスに捉えるスズキさんの作風は、年齢や性別を問わず見る人に親しみを感じさせてくれます。
作品は本人が大好きな動物を題材にしたものが多いのですが、静物も得意としており、有機的な線で描かれた人工物などはどこかオモシロくてオシャレな印象さえ受けます。自閉症のスズキさんにとって、絵を描くことは自分と社会とをつなぐ言葉に頼らなくてもいい大切なチャンネルなのかもしれません。
略歴・画歴 #
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1978年
岡山県に生まれる 養護学校卒業後、社会福祉法人吉備の里能力開発センターにて、絵画、切り絵などの創作活動を始める -
1999年
「フラッグアート展 ❜99」(岐阜)にて最優秀賞・日比野克彦賞 -
2000年
岡山芸術文化賞準グランプリ -
2021-2022年 まちなか美術館
総社商店街通りで毎年開催されるアートイベント「まちなか美術館」に参加。2021年は古民家の旧堀和平邸(東屋)にて数十点の作品を展示した 続く2022年には国道180号線に面する山陽新聞総社支店の窓を利用して160cm四方の大型作品を展示。多くのアーティストが参加する中、スズキさんも一人のアーティストとして作品展示を行った
使用画材🖍️ #
- ワックスパステル(カランダッシュ社製 “NEOCOLOR Ⅰ”)
- ボールペン
- ポスカ
- オイルパステル
- ワトソン紙